よく言われるのは「以内なら8割以上」ですが、大学の案内には9割以上としているものもありました。決まった1つの数字はありません。いちばん確かなのは、課題を出した先生の指示です。
大学の案内で比べると
2026年9月に、大学が公開しているレポートの案内を17校分読みました。そのうち、字数の幅を数字で書いていたものを並べます。
| 案内 | 指定 | 書いてあること |
|---|---|---|
| 立教大学(大学教育開発・支援センター) | ○字以内 | 上限字数のおおよそ90%以上 |
| 同上 | ○字程度 | ○字の±10%の範囲内 |
| 北里大学(レポート作成のためのガイドライン) | ○字程度 | 前後1割程度の猶予は認められていると考えてもよい |
| 宮城大学(1つのゼミの資料) | 指定字数 | ±10%(800字指定なら720〜880字)が標準 |
| 京都芸術大学 通信教育課程(2026年3月の保存版) | ○○字程度 | ±1割。題名などをつける場合を考えて、±2割以内なら提出できる |
| 帝京短期大学 通信教育課程 | 1,600字以上2,000字以内 | 上限の8割が下限。外れると「レポートとして成り立たないもの」 |
| 聖徳大学 通信教育部 | 1,600字 | おおよそ1,500〜1,600字の間で作成 |
比べて見えたこと
- 「程度」は前後1割:数字で書いていた案内は、どれも前後1割(±10%)でした
- 「以内」の下限は、分かれる:はっきり書いていたのは立教大学の「おおよそ9割以上」でした。8割にあたるのは、帝京短期大学が「1,600字以上2,000字以内」と幅で決めている例です
- 幅で決めている課題もある:「1,600字以上2,000字以内」のように幅が書いてあれば、その幅がそのまま決まりです
- 書いていない案内のほうが多い:17校のうち、字数の幅を数字で書いていたのは一部でした
では、何割を目安にすればいい?
指示がなく、先生にも聞けないときは、「以内」ならまず8割を下回らないようにします。9割まで書ければ、より安心です。「程度」なら、前後1割におさめます。
ただし、今回読んだのは大学の案内です。中学・高校の作文や、入試の小論文の決まりは、学校や試験ごとにちがいます。「800字程度」「800字以内」は、何字書けばいい?もあわせて読んでください。
8割か9割かを決めて確かめる
「文字数カウント」の判定は、「以内」なら8割以上を目安にしています。9割を目安にしたいときは、「〜から〜まで」を選んで、800字以内なら720〜800字のように入れてください。
書いた人:藤井海(国語科教員)/2026年9月24日。表の内容は2026年9月24日に各大学の公開資料で確かめたものです(京都芸術大学は、現在の案内が読めなかったため2026年3月の保存版)。