1つの文章の中では、どちらかにそろえるのが基本です。会話や引用を除いた、自分が書いた部分を見て、主に使っているほうへそろえます。
なぜそろえるの?
「です・ます」と「だ・である」が理由なく混ざると、文章の調子がそろわず、読みにくくなることがあります。そのため、会話や引用を除いた部分では、どちらかにそろえるのが基本です。
会話や引用は、そのままでいい
かぎかっこの中の会話や、本から引いた文は、話した人・書いた人の言い方のままにします。「母は『早く寝なさい』と言いました。」のように、会話が命令の形でも、地の文が「です・ます」なら問題ありません。そろえるのは、自分が書いている地の文です。
小論文・レポートはどちら?
小論文では、「だ・である」がよく使われます。短く書きやすく、意見と理由を示す文章に合うためです。レポートは、学校・授業・分野によって決まりがちがいます。ただし「です・ます」で書くと決まって減点になるわけではありません。指示があればそれに従い、なければ「だ・である」を選んでおくと無難です。作文や感想文は、学年や先生の指導によってどちらもあります。
見落としやすいところ
- 文の終わりが「〜た。」「〜る。」だけの文:「です・ます」の文章の中に「〜だった。」「〜と思った。」が1つだけ入りやすい
- 名詞で終わる文(体言止め):「〜の一日。」のような文は、どちらにも数えないことが多い。多すぎると、そこだけ調子が変わる
- 書き足したところ:あとから書き足した段落だけ、調子が変わっていることがある
混ざっているところを探す
「文章チェック」に文章を貼ると、「です・ます」と「だ・である」の文を数え、少ないほうの文に色をつけます。会話だけの文と体言止めは数えません。
書いた人:藤井海(国語科教員)/2026年9月24日