書き出しは、最後に決めてもかまいません。先に、いちばん書きたいところから書き始めると、書き出しをあとから見つけやすくなることがあります。
最初の一文で止まるのは、ふつうのこと
感想文の最初の一文は、文章全体の入口です。だからこそ、何を書くかが決まっていないうちに書こうとすると止まります。止まったら、書き出しを空けたまま、先に進んでください。
先に書くとよいところ
次の問いのどれかに、思いついたまま答えてみてください。答えたものが、本文を書くための材料になります。
- いちばん心に残った場面は、どこ? そこで何が起きた?
- 読んでいて、手が止まったところはある? それはなぜ?
- 読む前と読んだあとで、考えが変わったことはある?
- 自分だったら、その場面でどうしていた?
書き出しは、書いたものの中から探す
本文をひととおり書いたら、その本のどこをどう読んだのかが表れている一文を探します。その一文や、その場面を、最初に持ってくると書き出しになります。たとえば、心に残った場面の一文から始める、読んで考えが変わった瞬間から始める、といった入り方があります。
どの感想文にも入りそうな文は、あとで見直す
「私がこの本を読んだのは〜」「この本を読んで、〜の大切さを学びました」のような文は、書き始めには便利です。ただ、どの本の感想文にも入る文なので、書き終えたら、自分の読みが出ている文に置きかえられないか見直してみてください。
AIに作ってもらった書き出しが、その本や自分の考えに合っているとは限りません。使う場合は学校の決まりを確かめたうえで、「これは自分が読んで考えたことかな?」と確かめ直してください。
書いた人:藤井海(国語科教員)/2026年9月24日